類似商号調査がOKとなった後は会社の印鑑を準備します

会社の印鑑といっても色々あり、代表取締役印、角印、銀行印、割印などが有ります。
会社の実印とは一般的に「代表取締役印」を指しまして、個人の実印は市役所などに登録しますが、会社実印は法務局(登記所)に登録します。
社長個人の実印を会社の実印として登録することも可能ですが、経理面などで後々問題が出てくる可能性も有りますので、避けた方が無難です。
また銀行印も会社の実印や角印を使用することも可能ですが、出来れば別に一個銀行印として作成したほうが安全といわれています。
ただし、銀行と融資取引をする場合などは会社実印を使用することになります。

印鑑の規格

  • 会社の実印(代表取締役印)
    登記する印鑑としては、10mm~30mmという規定がありますが、18.0mmが一般的です。
  • 印鑑に彫る文字の制限は?
    法人の印鑑に彫る文字は法律的に規定はありません。しかし現実問題、あまり慣例から外れた印鑑では信用されません。実印や銀行印では一般的には外周に法人名(屋号)を、内円の中に役職名を彫ります。また銀行印は実印と字体を変えたり大きさを実印より少し小さめにしたりします。
  • 法人印の字体に制限は?
    特に決まりは無いですが、篆書が一般的です。他に印相体・古印体も使います。
  • 印材はどんなものがいいの?
    法人の印章は本柘で作られる場合がほとんどですが、本柘では満足できない場合には個人印のように黒水牛・本象牙で作っても問題はありません。最近ではチタンで作る印鑑もあります。
  • 角印とは何?
    よく領収書や請求書、見積書などに押してある四角い印鑑のことで、会社の印鑑といえば我々一般人はこちらのほうが親しみがあるかも知れません。

印鑑の値段は?

もちろん材質によりピンキリですが、最近はインターネットで検索すると結構安く提供しているところがありますので、調べる価値は有ります。安いところでは実印・銀行印・角印の3本セットで本柘で14000円ぐらいからあり、象牙やオランダ水牛では23000円~となっています。

ゴム印も必用に応じて用意します。

実務では、社名や住所・電話番号などのゴム印も必用と思います。住所や電話番号が分かれている「分割ゴム印」も便利かと思います。値段的には4枚組みで3500円~ぐらいです。スタンプ印も便利で5000円~ぐらいで有ります。

このページの先頭へ